岩手県矢巾町S様邸
平成24年度経済産業省資源エネルギー庁の住宅・建築物のネット・ゼロ・エネルギー化推進事業及びエネルギー管理システム導入促進事業(HEMS導入事業)の住宅です。
メンテナンスの時期を迎えた住宅を、将来を考えて大幅リフォーム。将来のコストパフォーマンスに着目し、太陽光と太陽集熱の省エネのリフォームを行いました。
延床面積 | 161.98㎡(48.9坪) うち改修面積107.77㎡(32.5坪) |
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規模 | 木造2階建 |
家族構成 | 2世帯4名 |
施工 | 2012年11月 |
その他 | ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 |
単なるリフォームではなく、将来まで長い視点で考えたとき、コストパフォーマンスを重視した結果、太陽光発電と太陽集熱を導入し、更に断熱性能を高めるための断熱改修工事を行いました。
断熱改修を行う場合、目の前の初期費用だけを重視するか、または今後数十年に渡って発生する毎月の光熱費まで含んで重視するか、検討の際の大きな分かれ道になります。
浴室、洗面、トイレへの廊下。
写真左:改修前
写真下:改修後
トイレや浴室、納戸の位置はほぼそのままですが、2つあったトイレを1つにまとめ、廊下にあった仕切りをなくしたことで広く感じるようになりました。また、雰囲気も明るくなりました。
リビングの様子です。
パネルヒーターを設置、窓は断熱に優れたトリプルガラスの木製サッシで結露しません。
写真上:改修後のリビング。
写真左:改修前のリビング。
パネルヒーターは、太陽集熱システムをつかった省エネ・エコシステム。
屋根の上に設置された太陽集熱パネルを使い、太陽熱で暖められた温水をパネルヒーターに循環させる、放射熱による暖房システムです。
今回のリフォームにあたり月々の光熱費削減で省エネに貢献できると考え、ご提案させて頂きました。
居間、キッチンへの廊下です。
こちらは改修前です。
居間、キッチンへの廊下の改修後です。
扉や仕切りをなくし、玄関からキッチンまでを一つの空間にしました。
これによって空間に余裕ができ、リフォーム前より広く感じられるようになりました。
玄関ホールの様子です。
コートを掛けれるパネルヒーターを設置しました。
玄関ドアはガデリウス社製の木製ドアで、断熱にとても優れているため玄関も暖かです。
写真上:改修後の玄関ホール。
写真左:改修前の玄関ホール。